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2.222021
令和3年度都立高校入試と予想平均点
本日は都立高校入試の日でした。
例年通りに自己採点会を行い、先ほどすべての生徒と連絡が取れました。
受験倍率は以下よりご確認いただけます。https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/application/release20210221_02.html
(参照:東京都教育委員会HP)
近隣の学校では東久留米総合、久留米西の女子が全入と思われます。
さて、今年はコロナウイルスの影響下、様々なことがありました。
中学校の休校期間では初めてのオンライン授業。
短くなってしまった夏休み。
高校の文化祭が中止になったり、高校見学の予約が取りにくかったり。
今年の高校受験生は本当に大変だったと思います。
そのような中でも、大切なことは変わりません。
1.保護者にお礼を言うこと。
2.合格発表まで自分の好きなことをすること。
3.結果はきちんと報告すること。
4.合否のことは考えないこと。
毎年受験生にお伝えしていることですが、大切なことをきちんとできるようになることが皆さんの成長です。
以上を理解した上で、この先を読んでください。
自己採点をもとにした平均点の予想は以下の通りです。
令和3年度 都立高校一般入試予想平均点
国語 75点 (R2年度81.1点 H31年度71.0点)
過去最高の平均点となった昨年度よりは低いものの、自己採点結果は高めに出ています。
作文以外満点の生徒も複数いますので、平均点は75点前後と思われます。
数学 62点 (R2年度61.1点 H31年度62.3点)
生徒の声では二等辺三角形の証明と大問5のねじれの位置が意外だったようです。
ただし、大問1は例年より易化していると思われますので平均点は例年並みと思われます。
三平方の定理の学習量で大問4の解き易さは変わったと思いますので、塾に通っていない方には厳しかったのではないかと思います。
英語 55点 (R2年度54.7点 H31年度54.4点)
大問2がやや易化、大問3がやや難化しているようですが、総合した難易度は大きく変わっていないようです。昨年並みだと思われます。
社会 52点 (R2年度57.0点 H31年度52.7点)
公民の大問5が1問減り、大問1に歴史1問分が追加されました。
コロナウイルス対応の出題範囲調整の関係だと思われます。
2択×4の完答問題がなくなり、全体としても完答問題が1つ増えていますので難化しています。
特に、大問3の問2や大問4の問2に苦戦していたようです。
理科 45点 (R2年度53.4点 H31年度67.1点)
一昨年度から昨年度は平均点が16.7点も下がりました。
今年度はグラフなどの図を書く問題が廃止され、記述は2問になりました。
しかしながら、大問1と2の小問集合に完答問題が2つ増え、
全体では完答問題が4問から11問になり、大幅に難化していると思います。
合計点 289点 (R2年度307.8点 H31年度307.5点)
昨年より合計点は10点以上低くなると思います。
最後のランク表や模試結果と本日の自己採点結果を比べて、
合格圏を超える点数になっていれば合格の可能性は高いと思われます。
新中学3年生、新中学2年生のみなさんへ。
傾向として、理社の難化が止まっていません。
自校作成校や武蔵野北、小金井北などの共通問題上位校を目指す皆さんは
理社90点が勝負の分かれ目になることを覚えておいてください。
合格発表は3月2日。
皆さんの合格の声、待っています!