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満開の桜が見れなくなるかも。

先日出勤する際に駅で卒業式を迎えた人たちに出会いました。卒業された方おめでとうございます。私が卒業式のシーズンで思い浮かべるものは桜です。たいていの学校には桜の木が植えてあると思います。

私は奈良出身で京都にも何年も住んでいたのですが、他の地方の人たちからは「奈良・京都の桜はきれいだよね。」とよく言われることがあります。この2つの地域に共通していることは盆地です。盆地は冬に寒く、3月になると徐々に日中は暖かくなる特徴があります。これが桜を咲かせるために必要な要素です。桜はいったん寒くなる期間を過ごすことでつぼみが目覚め、その後に暖かくなると花が咲くことができます。それを休眠打破といいます。盆地に住むことは夏も暑く厳しかったですが、桜がきれいに咲いてくれることはいいことでした。

今年は3月20日に桜の開花宣言が東京でされました。平年並みか少し早い開花のようです。そしてニュースではよく桜前線という言葉を聞きます。

桜前線とは日本各地にある桜の開花日を線で結んだものです。まるで天気図の前線のように見えるので桜前線と呼ばれています。「桜前線が北上した」と言われるのは日本列島を南から北に桜が咲くからです。なので沖縄・九州から徐々に開花していくはずです。しかし、昨年は鹿児島で桜の満開の日が最も遅くなりました。これは冬に気温が高かったことが影響しています。「地球温暖化」が原因の一つと考えられています。

今後「地球温暖化」で年々気温が高くなってくると、桜の開花が遅れるだけでなく満開の桜も見られなくなるかもしれません。「地球温暖化」の影響が徐々に身の回りにも見られるようになってきたので、温室効果ガスである二酸化炭素の排出量を減らすために豆苗を育てていこうと思います。

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