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古文は関西弁に訳するとわかりやすい

ここ数年間で高校生を指導することが増えてきました。数学・英語の科目を主に担当していますが、定期テスト前になってくると古文の授業をすることがありますが、重要なものを覚えればできるようになります。

それは ①単語 ②文法 ③古文常識 ④歴史的仮名遣い この4つを理解することです。古文が苦手な人はこの4つを重点的に覚えるようにしてください。

それでは本題に入ろうと思います。よくみなさんが中学校・高校で勉強している書物は「枕草子」・「源氏物語」だと思います。それぞれ清少納言と紫式部により書かれました。この2つの書物が書かれたのは平安時代です。平安時代の時の都は京都でした。下記の地図に示した赤い箇所が当時の平安京です。ちょうど今の京都の中心の場所にあたります。(現在の京都の繁華街は河原町周辺です。)ここで「枕草子」と「源氏物語」は誕生しました。

現在の地図上に当時の平安京を重ねた地図

そう考えると実は現在使われている関西弁は古語がルーツだと言われている説があります。

例えば古文中で「御名忘れすれめや」なら現代語訳は「お名前を忘れることかあるだろうか、いや忘れない。」少し言葉がくどくなってわかりにくいですよね。これを関西弁にすると「名前忘れてどないするねん」という意味になります。簡潔に表現されているので頭に入ってきませんか。

また他の例では「え言わず」があります。「え~ず」は「~できない」という意味になります。関西弁で訳をすると「よう言わんわ」という意味になります。どうですか。関西弁に訳をしてみると古文が簡単に理解できるようになりますね。

古文を全く違う言語として考えてしまうと難しくなってしまいますが、もともと日本語なんだと思ったら内容も理解しやすいと思います。もし、古文が苦手な人は関西弁で訳をするので古文の科目を個別指導で受講してみてください。

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