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9.202022
出題テーマで見る! 都立英語の出題傾向
夏休みが終わり、息つく暇もなく中間テストの時期がやってきました。清瀬市の中学生の皆さんは、清瀬第二中学校が今週、清瀬第三、第四、第五中学校が来週、清瀬中学校が再来週に二学期中間考査を迎えます。皆さんは対策は万全ですか?
さて、中学三年生についていえば、内申点を上げるための定期テスト対策と両輪で、そろそろ入試問題演習を始めていきたい時期です。夏休みで三年間の復習を終えて、ここからは入試の問題に太刀打ちするためのテクニックを身につける時期というわけです。
そんな皆さんに役立つ情報の一つとして、今回の記事では、『都立英語に太刀打ちするために優先的に覚えるべき単語・表現』をお教えします。中学三年間で習った膨大な量の英単語は、ある程度メリハリをつけて効率的に覚えていきましょう。
都立英語は文章のテーマが決まっている
都立英語の大問毎の配点や出題形式等の細かな説明はここでは割愛して、過去10年間の文章のテーマをリストアップすると、大雑把にこのような内容が出題されています。
2022年
- まちづくりと公園の話
- 将来の夢とその達成のための方法の話
- 美化委員の委員会活動の話
2021年
- 日本の伝統的なおもちゃの話
- 日本語と英語の言葉の違いの話
- 児童館でのボランティアの話
2020年
- 環境保護ボランティアプログラムに参加する話
- 成人年齢の話、将来の夢の話
- ホストファミリーとして留学生を受け入れた高校生の話
2019年
- 日本舞踊や和楽器に関するイベントに参加する話
- リユース、リサイクル、シェアリングの話
- 将来の夢と生涯学習の話
2018年
- 日本文化・日本文学について学ぶ話
- AIの話
- 留学生の友人の観光案内をする話
2017年
- 日本文化(マンガ、アニメ、漢字)の話
- スポーツや芸術におけるそれぞれの役割の話
- 日本と外国との食文化の違いの話
2016年
- 歌舞伎の話
- 日本文化(浮世絵、茶、着物)の話
- 職場体験の話
2015年
- 日本の良い点の話
- 都市における生活の利便性の話、星の話
- ハンドボール部でキャプテンとしての有り方を模索する話
2014年
- 日本の伝統工芸の体験イベントに参加する話
- 世間話の効用の話
- 将来の夢(プロの画家)とその決意の話
2013年
- 日本から海外留学に出た学生の話
- ご近所付き合いの話
- 水泳でライバルと切磋琢磨する話
ざっと目を通すだけでも、かなりテーマに偏りがあることがわかります。『日本文化』に関わる文章はほぼ毎年のように出題されていますし、『日本と海外の文化や制度の違い』、『将来の夢』についての話も2~3年に一度のペースで出題されています。また、近年は環境保護やテクノロジー、成人年齢の引き上げ等の時事にまつわる文章の出題も増えてきています。
テーマでよく出る単語を抑える!
頻出のテーマが分かったら、そのテーマでよく出る単語表現は重点的に覚えましょう。その際に気を付けるべきは、「深入りし過ぎないこと」です。
例えば、『日本文化』に関する出題は毎年のようにあります。2019年には『日本の伝統的なおもちゃの話』が出題されましたが、かといって、spinning top (こま) や bamboo dragonfly (竹とんぼ)といったような、明らかにその文章でしか出てこないであろう単語表現は覚える必要はありません(そういった表現には注釈がついています)。一方、traditional (伝統的な) や culture (文化) といった単語は、別の年で『日本文化』をテーマにした文章が出題された際にも出てくる可能性が高い表現ですよね。
このように、頻出のテーマごとに汎用性の高い単語表現をご自身でリストアップして覚えていく作業をしていくと、効率的な単語表現学習が可能になります。
まとめ
いかがでしたか。少しでも都立高校入試を受ける受験生の参考になれば幸いです。
今回の記事の内容は、ベスト自修館 清瀬校の中学3年生の英語の授業で実際に生徒の皆さんにお教えしている内容のほんの一部を抜き出したものです。ベスト自修館 清瀬校では実際の入試問題演習を行う中で都立英語頻出の重要単語表現に繰り返し触れて、自然と単語表現が覚えられるような授業を行っています。
また、単語表現以外にも効率的な学習方法や入試問題に太刀打ちするテクニックをたくさんお教えしています。ベストの授業が気になった、という方はぜひ、お気軽にお問い合わせください。