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大きな葉っぱ

最近、車で道路を走っていると畑にこのような大きな葉っぱを見かけることがあります。関西に住んでいたころは見かけることがありませんでした。私の実家周辺は畑作ではなく稲作が多かったからです。では、この大きな葉は何の作物なのでしょうか。

この大きな葉っぱはさといもの葉っぱです。さといもは東南アジアが原産の植物です。気候は熱帯気候です。1年を通して気温が高く、降水量が多いのが特徴で、しばしばスコール(激しいにわか雨)が起こります。それから身を守るためにさといもの葉は水をはじくように作られています。

実はこの葉っぱですが有名なジブリの作品にも登場します。そうトトロです。バスをトトロが待っているとき頭に大きな葉っぱをのせていました。さといもの葉っぱが、水をはじくことをトトロは知っていたのかも知れません。とても賢いですよね。

となりのトトロの舞台は埼玉県から東京都にかけて広がる狭山丘陵という土地だと言われています。なのでここは「トトロの森」と名付けられました。(ちなみにトトロの森は40ヶ所以上あるので一日で全て周るのは難しいです。)その中に「クロスケの家」が名物スポットとして知られています。トトロの映画に出てくる古民家にそっくりですね。

参照:公益財団法人トトロのふるさと基金

庭に行くとトトロが和室に座っています。(上記の写真にも写っています)2m近くあるみたいですので近くにいくと大きいです。この古民家は国の登録有形文化財にも登録されています。築100年を超えている古民家ですので、今ではあまり見ることのできない太い梁や柱があります。もし機会あれば見てください。

もうみなさんお分かりだと思いますが、「クロスケ」は「まっくろくろすけ」のことです。もしかしたら昔はまっくろくろすけがいたのかもしれません。至るところにトトロをモチーフにしたものがあるので探してみるのもいいと思います。

この森は小・中学校の社会で勉強したナショナルトラスト運動によって守られています。また森の手入れはボランティアの人々が行っています。少しでも環境を守れるようなことができればトトロも安心して森の中で暮らせるかもしれません。

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