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1.212023
2023年度(令和5年度)都立高校入試倍率解説(推薦入試編)
※本ページは令和5年度入試についての情報です。令和6年度入試の同内容記事はこちらから。
こんにちは、ベスト自修館清瀬校塾長の佐々木です。都立高校推薦入試直前ですので、推薦入試の小論文と作文の添削や面接練習に追われる週末を過ごしています。
さて、東京都教育委員会より、都立高校推薦入試の応募倍率が発表されました。推薦入試は出願先変更ができないので、自分が出願した学校の倍率はさっと確認して勉強に戻ることをお勧めします。合格可能性を高める行動をとっていくことが大切ですよ。
今回は清瀬市からの受験生がいると思われる学校のまとめと注目校についてお伝えします。都教委の発表資料は下記リンクよりご確認ください。
注記:本ページは令和5年度推薦入試の倍率についての解説です。一般入試の最終応募倍率と解説についてはこちらからご確認ください。
進学指導重点校と進学重視型単位制高校
- 戸山:男子 2.94(4.03)
- 戸山:女子 4.50(5.23)
- 青山:男子 3.10(5.93)
- 青山:女子 4.62(9.62)
- 立川:男子 2.96(2.61)
- 立川:女子 4.08(4.12)
- 国立:男子 2.85(3.37)
- 国立:女子 3.83(4.13)
- 新宿:共通 5.91(6.53)
- 国分寺:共通 2.94(2.50)
最も高倍率なのは新宿高校でした。昨年まで男女とも高倍率だった青山高校は推薦入試の定員増のため下がりましたが、それでも近隣の戸山高校を超える倍率になっています。3倍を超えていた学校はダウン、2倍台の学校はアップという傾向が見られます。
旧第9学区(清瀬市・東久留米市・東村山市・小平市・西東京市・国分寺市・小金井市・武蔵野市)
- 武蔵野北:男子 1.92(1.17)
- 武蔵野北:女子 3.00(2.95)
- 小金井北:男子 1.54(1.88)
- 小金井北:女子 1.82(2.86)
- 清瀬:男子 1.58(2.61)
- 清瀬:女子 1.73(2.31)
- 小平:男子 1.00(1.44)
- 小平:女子 2.33(2.89)
- 小平南:男子 2.17(2.96)
- 小平南:女子 2.38(3.31)
- 保谷:男子 3.91(2.61)
- 保谷:女子 2.67(3.07)
- 田無:男子 2.12(2.81)
- 田無:女子 2.43(2.63)
- 久留米西:男子 3.08(1.75)
- 久留米西:女子 3.32(1.86)
- 小平西:男子 3.72(2.10)
- 小平西:女子 2.35(3.12)
- 東村山西:男子 1.33(1.75)
- 東村山西:女子 2.32(1.68)
- 東村山:男子 1.33(1.75)
- 東村山:女子 4.00(3.18)
- 東久留米総合:共通 2.07(2.43)
学区全体として倍率低下傾向の中、昨年並みの人気を集めている武蔵野北女子は一般入試も激戦になりそうです。小平男子は1.0倍でした。きちんと受験すれば全員が合格します。
旧第9学区の特徴として、倍率が1倍台になっている学校に翌年人気が集中する傾向が見られます。「倍率が低いから」という理由だけで学校選びをしてしまうと倍率がわかった時に慌ててしまうケースがありますので、これから高校受験を迎える方は気をつけてほしいと思います。
旧第3学区(練馬区・中野区・杉並区)
- 井草:男子 1.76(3.07)
- 井草:女子 3.20(3.27)
- 石神井:男子 3.61(3.14)
- 石神井:女子 3.43(3.69)
- 武蔵丘:男子 2.85(2.21)
- 武蔵丘:女子 3.37(2.47)
- 鷺宮:男子 4.86(4.46)
- 鷺宮:女子 6.42(5.65)
- 練馬:男子 2.17(1.54)
- 練馬:女子 3.86(3.82)
- 光丘:男子 2.08(2.75)
- 光丘:女子 1.27(2.05)
- 田柄:男子 0.33(0.78)
- 田柄:女子 1.13(1.81)
男子は石神井と武蔵丘そして鷺宮が高倍率になっています。保谷の高倍率と併せて考えると、例年であれば井草・清瀬・小平・小平南を志望する層が、男女別定員制の緩和の影響が大きそうな学校を避けて安全策を取ったのではないかと思います。
鷺宮女子は高い人気が続いていましたが、ついに6倍台になってしまいました。全都立高校で最大の激戦です。来年度には男女別定員制の廃止が検討されていますので、鷺宮志望の中学2年生以下の男子は、今年度の女子のライン以上を目指して勉強していきましょう。