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ブログ
1.302023
今年は南南東
今年の節分は2/3(金)です。
具体的に節分とは何をする日なのでしょうか。古来より「季節の変わり目は邪気が入りやすい」を考えられていてます。邪気を祓い清めて、一年間の無病息災を祈り行事として行われています。
節分にはみなさん何をしますか。私は豆まきをしたり恵方巻を食べていました。
豆まき
なぜ節分の日に豆をまくのでしょうか。
古来より日本人は、言霊の存在を信じていたので言葉と霊力に意味を与え生活のなかに取り入れてきました。
その豆まきには大豆が使われます。大豆は五穀の一つで穀霊が宿るとされており、米に次いで神事に用いられてきました。また、鬼の目を表す魔の目に豆にぶつけて魔を滅するなどの語呂合わせも合わさり使われるようになりました。
豆まき用の豆の「福豆」といいます。この福豆は前日に炒っておきます。炒り豆にするのは後から芽が出てこないようにするのが理由です。地域によっては豆まきに炒った大豆を使わない場所もあります。新潟県・福島県・北海道などの北日本、産地である鹿児島県・宮崎県では落花生が多いようです。雪の多い地域では外にまかれた豆が埋もれてしまい大変で、落花生だと見つけやすいのが理由のようです。また新潟県は戦後に大量の落花生が輸入されたことも関係しているようです。
恵方巻
もう一つ節分で忘れてはいけないものが恵方巻です。最近ではスーパーだけではなく、コンビニでも売られるようになり身近なものになってきました。
この恵方巻大阪から発祥したと言われています。江戸時代の終わりごろに商売繁盛と厄払いの意味で節分の日の夜に巻きずしを丸ごと食べる習慣があったようです。また今の恵方巻は大手コンビニのセブンイレブンが販売したのがきっかけだと言われています。
今年の恵方・恵方巻の方角は南南東になります。恵方巻を食べるときは南南東の方向を確認してから食べるようにしましょう。
恵方とはその年の1番良いとされる方角のことで歳徳神という金運や幸せを司る神様がいる場所になります。
ではどのようにして方角は決まるのでしょうか。恵方は、北北西・東北東・南南東・西南西の4種類しかありません。実はこの方角はすでに決められているものなのです。古代中国で使用されていた「十干」をもとにしています。
西暦の末尾を見るとわかります。今年2023年は末尾が「3」なので南南東です。来年は2024年なので東北東になります。という風に決まっていくのでいつでもわかりますね。
恵方巻の食べ方
実は恵方巻の食べ方にはルールがあります。
●恵方巻は一人1本食べる
恵方巻は切らずに1本食べることが良いとされています。「縁を切らない」という意味があるからです。
●恵方を向いて食べる
今年は南南東です。
●話をせずに願い事をしながら食べる
恵方向いて願い事を思い浮かべながら無言で最後まで食べましょう。途中で話をすると運が逃げていくと言われています。
毎年様々な恵方巻が販売されているので何を買おうか悩んでしまいます。・・・魚卵が苦手なのですが。なので、今年はこのような恵方巻にしようと思っています。
それではよい節分をお過ごしください。