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10.262023
令和6年度 都立高校入試 学級数増減と影響について解説
こんばんは、塾長の佐々木です。
本日、東京都教育委員会より令和6年度都立高校入試の定員が発表されましたのでブログ更新しています。清瀬市近隣の学校を中心にポイントをお伝えします。
今回のポイント
- 都立高校合計の定員は365人の減少
- 学級減になる学校は?
- 学級増になる学校は?
都立高校の定員
今年度の都立高校の定員は365人の減少となりました。
都立高校の定員は都内公立中学校の卒業予定者数、公私連絡協議会で決まる計画進学率、都立高校と私立高校の按分比率で決まります。令和6年度の公立中学校卒業予定者数は78,025人で令和5年度の77,687人から338人増加しています。
都立高校と私立高校の按分比は都立高校59.6:私立高校40.4で変更ありませんが、計画進学率は94.0%から93.0%に変更されたため、365人の減少になっています。計画進学率が1%引き下げられたのは、通信制高校への進学者が近年増加しているためと思われます。
学級減の学校は14校
- 三田高等学校
- 向丘高等学校
- 日本橋高等学校
- 本所高等学校
- 松原高等学校
- 板橋高等学校
- 井草高等学校
- 石神井高等学校
- 淵江高等学校
- 江戸川高等学校
- 紅葉川高等学校
- 富士森高等学校
- 日野高等学校
- 清瀬高等学校
昨年学級増になった学校中心の学級減ですので、教室数の関係からの決定と思われます。
清瀬市の受験生に影響が大きいのは、井草、石神井、清瀬の3校が同時に学級減になることです。特に井草と石神井は一般入試の倍率が1.5倍近くなることがある人気校ですので、ボーダーライン付近の受験生は注意が必要です。清瀬高校は昨年度は1倍台の穏やかな入試でしたが、一昨年以前の1.3倍台の入試になるものと思われます。
昨年度学級増になっていて、今年度学級減になっていないのは以下の6校です。
- 東高等学校
- 駒場高等学校
- 豊島高等学校
- 竹台高等学校
- 松が谷高等学校
- 神代高等学校
清瀬市からも受験者が多い豊島は学級増の昨年でも、男女共通入試に換算した数値で1.87倍の受験生を集めていましたので、8学級での募集継続となりました。
学級増の学校は4校
学級増になっている学校の一覧は以下の通りです。
- 城東高等学校
- 足立高等学校
- 小平高等学校
- 狛江高等学校
清瀬市から通学しやすい学校では小平が学級増になっています。近年は実質1.3倍を下回る入試が続いていましたが、志望者の居住地や学力層が近い井草、石神井、清瀬の3校が同時にクラス減になっていることに加え、最新の志望データも難化傾向を示していますので注意が必要です。
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