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令和6年度(2024年度)都立高校入試倍率(志望予定調査・校長会調査編)

東京都教育委員会より、都立高校志望予定調査の結果が発表されました。この調査は俗に「校長会調査」と呼ばれているもので、都内中学校の中学3年生が12月に行った三者面談の志望予定をまとめたものです。あくまでも12月時点の志望予定ですから、倍率は今後変動しますので注意してください。

東京都教育委員会HPの該当ページはこちちらです。

今回は清瀬市からの受験生がいると思われる学校の令和6年度(2024年度)の受験動向についてお伝えします。

注記:本ページは1月発表の校長会調査のものです。

凡例:学校名→今年の倍率→男子の昨年倍率(男子の一昨年の倍率)→女子の昨年倍率(女子の一昨年の倍率)の順番です。

新宿、国分寺等の昨年度以前からの共通定員校は、学校名→今年の倍率→昨年の倍率→(一昨年の倍率)の順番です。

進学指導重点校と進学重視型単位制高校

  • 戸山:1.60 昨年男子 1.76(1.96)昨年女子 1.72(1.85)
  • 青山:1.70 昨年男子 1.66(2.03)昨年女子 1.94(2.14)
  • 立川:1.61 昨年男子 1.64(1.87)昨年女子 1.76(1.74)
  • 国立:1.52 昨年男子 1.36(1.64)昨年女子 1.52(1.57)
  • 新宿:2.27 昨年 1.96(1.93)
  • 国分寺:1.09 昨年 1.53(1.54)

新宿高校がさらに倍率を上げて2.27倍の高倍率になっています。国立・戸山・青山・立川は平年並みの人気です。国分寺は近年まれにみる低倍率になっていますので、来年度は反動が予想されます。

立川高校は創造理数科との併願が可能なため、実質の倍率はもっと高くなってしまうことに注意してください。(創造理数科との併願に関する立川高校の説明会記事はこちら)

旧第9学区(清瀬市・東久留米市・東村山市・小平市・西東京市・国分寺市・小金井市・武蔵野市)

  • 武蔵野北:1.26 昨年男子 1.52(1.19)昨年女子 1.52(1.46)
  • 小金井北:1.65 昨年男子 1.08(1.23)昨年女子 1.29(1.55)
  • 清瀬:1.16 昨年男子 0.76(1.18)昨年女子 0.88(1.12)
  • 小平:1.46 昨年男子 0.91(1.38)昨年女子 1.45(1.81)
  • 小平南:1.55 昨年男子 1.52(1.44)昨年女子 1.33(1.82)
  • 保谷:1.51 昨年男子 1.51(1.31)昨年女子 1.07(1.20)
  • 田無:1.26 昨年男子 1.29(1.13)昨年女子 1.09(1.14)
  • 久留米西:0.86 昨年男子 1.33(0.98)昨年女子 1.03(0.80)
  • 小平西:1.40 昨年男子 1.03(0.84)昨年女子 0.98(1.09)
  • 東村山西:0.74 昨年男子 0.64(0.84)昨年女子 0.94(0.53)
  • 東村山:1.32 昨年男子 1.39(1.18)昨年女子 1.45(1.14)
  • 東久留米総合:0.95 昨年0.97(0.98)

武蔵野北が低倍率、小金井北が高倍率と、昨年と対照的な状況です。小金井北のボーダー層が小平、井草、町田あたりに志願変更しそうです。

小平は一クラス増での募集にかかわらず、昨年の低倍率から一転して一昨年並みの倍率になっています。もともと女子人気が高い学校なので、内申不足の受験生は厳しい戦いになりそうです。清瀬はクラス減の影響もあり、1倍台を確保していますが、人気の低下に歯止めがかかっていません。小平南と保谷は昨年並みの倍率ですので、小平南・保谷→清瀬のチャレンジ受験の移動があるかもしれません。

田無・東久留米総合は平年並みの入試になりそうです。久留米西・小平西は2校の間で低倍率の学校への移動が例年見られます。低倍率であることに油断せず勉強をつづけることをおすすめします。東村山西は今年も全入予想になっているので、東村山→東村山西への移動も見られるでしょう。

旧第3学区(練馬区・中野区・杉並区)

  • 井草:1.52 昨年男子 1.07(1.57)昨年女子 1.52(2.08)
  • 石神井:1.83 昨年男子 2.06(1.64)昨年女子 1.92(1.97)
  • 武蔵丘:1.49 昨年男子 1.35(0.96)昨年女子 1.58(1.26)
  • 鷺宮:1.63 昨年男子 1.92(1.70)昨年女子 2.55(2.30)
  • 練馬:1.14 昨年男子 1.08(0.77)昨年女子 1.12(1.03)
  • 光丘:0.68 昨年男子 0.80(0.83)昨年女子 0.49(0.62)
  • 田柄:0.42 昨年男子 0.54(0.43)昨年女子 0.53(0.62)

井草、石神井はクラス減のため、一昨年並みの倍率です。石神井はそれでも高倍率なので、ボーダー付近の受験生では武蔵丘・保谷・清瀬への志願先変更が検討の余地がありそうです。

武蔵丘は近年清瀬市からも人気が高まっている印象で倍率が高くなっています。例年移動が見られる保谷も高倍率ですので、昨年度よりも難しい入試になりそうです。

鷺宮は女子の高い人気が続いていましたが、今年は一息ついたという感じでしょうか。説明会の参加も大変な状況だったようなので、来年度は反動増が予想されます。

練馬・光丘・田柄の3校は平年並みの入試でしょう。光丘と田柄は全入になると思われます。

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