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令和6年度(2024年度)都立高校倍率解説(一般入試 最終応募編)

こんにちは、ベスト自修館清瀬校塾長の佐々木です。都立高校入試まで残り一週間。本日で中学3年生集団指導の通常授業は終了し一般入試に向かう生徒対象の特別授業を残すのみとなりました。

さて、東京都教育委員会より、都立高校一般入試の最終応募倍率が発表されました。都教委の発表資料は次のリンクからご確認ください。

令和6年度東京都立高等学校入学者選抜応募状況(最終応募状況)

今回も清瀬市からの受験生がいると思われる学校のまとめと注目校の記事を書いていますが、本ページをご覧になっている受験生にお伝えします。

  • 倍率を見ている間は学力は伸びていません
  • 倍率は受験生がコントロールできる数値ではありません
  • 受験生にできることは一問でも多く正解できるように勉強することだけです

以上3点をご確認の上、さっと確認したら勉強に戻ることをお勧めします。

凡例

学校名→今年の倍率→男子の昨年倍率(男子の一昨年の倍率)→女子の昨年倍率(女子の一昨年の倍率)の順番です。新宿、国分寺等の昨年度以前からの共通定員校は、学校名→今年の倍率→昨年の倍率→(一昨年の倍率)の順番です。

進学指導重点校と進学重視型単位制高校

  • 戸山:1.98 昨年男子 1.97(2.14)昨年女子 1.90(1.98)
  • 青山:2.07 昨年男子 1.97(2.25)昨年女子 2.06(2.21)
  • 立川:※1.45 昨年男子 1.34(1.17)昨年女子 1.46(1.42)
  • 立川創造理数:2.71 昨年3.66(4.59)
  • 国立:1.56 昨年男子 1.47(1.73)昨年女子 1.47(1.56)
  • 新宿:2.42 昨年2.25(2.36)
  • 国分寺:1.45 昨年1.63(1.70)

新宿はー40名ですが初回出願時で一番の高倍率だった豊島を抜いて都立普通科の最高倍率となりました。倍率が低めだった小山台(+21名)に変更した方が多そうですが、過去最高レベルの戦いになるでしょう。

※の立川普通科は1.45倍ですが、創造理数科の受験生は全員普通科と併願するので、実質は376名÷220名=1.71倍です。

第9学区(清瀬市・東久留米市・東村山市・小平市・西東京市・国分寺市・小金井市・武蔵野市)

  • 武蔵野北:1.35 昨年男子 1.59(1.37)昨年女子 1.51(1.42)
  • 小金井北:1.56 昨年男子 1.26(1.24)昨年女子 1.57(1.57)
  • 清瀬:1.39 昨年男子 1.02(1.32)昨年女子 1.17(1.42)
  • 小平:1.40 昨年男子 1.25(1.23)昨年女子 1.46(1.68)
  • 小平南:1.64 昨年男子 1.53(1.73)昨年女子 1.58(1.89)
  • 保谷:1.70 昨年男子 1.62(1.47)昨年女子 1.23(1.51)
  • 田無:1.50 昨年男子 1.53(1.33)昨年女子 1.36(1.33)
  • 久留米西:1.08 昨年男子 1.33(1.14)昨年女子 1.09(0.95)
  • 小平西:1.41 昨年男子 1.37(0.97)昨年女子 1.19(1.07)
  • 東村山西:1.11 昨年男子 0.95(0.96)昨年女子 1.00(0.67)
  • 東村山:1.43 昨年男子 1.89(1.31)昨年女子 1.60(1.29)
  • 東久留米総合:1.06 昨年1.05(1.07)

小金井北(-21名)が武蔵野北(+15名)小平(+4名)に移動したと思われます。それでも武蔵野北は平年より易しめの入試になるでしょう。

久留米西(+21名)と東村山西(+26名)は予想通り定員を超えました。小平西(-19名)東村山(-10名)からの移動ですが、いずれも学力帯が近い学校なので合格ラインへの影響はありません。

第3学区(練馬区・中野区・杉並区)

  • 井草:1.91 昨年男子 1.43(1.92)昨年女子 1.83(2.36)
  • 石神井:1.70 昨年男子 1.96(1.69)昨年女子 1.87(2.03)
  • 武蔵丘:1.85 昨年男子 1.92(1.48)昨年女子 2.00(1.56)
  • 鷺宮:1.66 昨年男子 1.70(1.60)昨年女子 2.48(2.16)
  • 練馬:1.35 昨年男子 1.17(1.10)昨年女子 1.31(1.14)
  • 光丘:1.01 昨年男子 1.18(0.93)昨年女子 0.48(0.83)
  • 田柄:0.87 昨年男子 0.64(0.53)昨年女子 0.44(0.78)

井草(+11名)は小金井北(-21名)の影響と思われますので、若干難化するでしょう。石神井(-9名)から小平(+4名)や武蔵丘(-9名)から保谷(+6名)の移動はありそうですが、合格ラインに影響を及ぼすことはないでしょう。

鷺宮(+21名)は少し驚きました。2/8時点の1.57倍からの増加なので、昨年よりも倍率が低いと考えた女子の移動と考えていますが、新年度の生徒数男女比を踏まえて状況を研究する必要があると考えています。

終わりに

令和6年度都立高校入試倍率についての解説記事は今回が最後です。

中学2年生以下の生徒、保護者の皆様へ。倍率はその年の人気度を表すものであって、合格ラインが高い学校が高倍率になるわけではありません。きちんと受験校選びをして、その学校に合格できるように力をつけていくことが大切です。通いたい学校がイメージできた時からどんどん成績が上がっていくというケースは当塾でも多く見られます。

まずは通いたいと思える学校をきちんと探していくことをお勧めします。

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