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受験相談会やってきました(2024初夏)

6月30日(日)国分寺の東京経済大学にて「子どもたちとともに歩む中学高校受験相談会」が開催されました。このイベントは当塾が所属する東京私塾協同組合西支部が主催する、都立高校と私立高校が参加する受験相談会です。今年は約1000名にご参加いただけた盛況でした。小平市からの参加者が多かったため、小平南高校と小平高校のブースが特に大盛況でした。

今回も塾長佐々木はなんでも相談コーナーでの相談を担当しました。

なんでも相談コーナーって何?

なんでも相談コーナーは本イベントを主催している東京私塾協同組合西支部の塾長が相談員となって、来訪者の方の様々なご質問にお答えするコーナーです。今回は約50組の方にご相談いただきました。

本稿では多くいただいた質問

  • 「そもそもどこの高校を見に行けばいいの?」
  • 「○○部を重視した高校選び」
  • 「転塾は間に合いますか?」

についてお伝えします。

「そもそもどこの高校を見に行けばいいの?」

春の進学相談会に引き続き今回も高校選びはどのような基準で行えばよいのか、今日の相談会ではどこの高校のブースに行けばよいのか、という質問が多かったです。一学期の間の相談会では中学3年生からもこのご質問をいただきます。

回答が4月に投稿した教室ブログと重複してしまいますので、右記リンク「受験相談会やってきました(2024春)」よりご確認ください。ポイントは「通学時間」「成績が上がった時のことを考える」です。

「○○部を重視した高校選び」

私は高校から大学にかけて吹奏楽部ガチ勢でした。高校3年生の時は部として初めての東北大会出場を大いに喜びましたし、大学の時も東京都ブロック大会に出場しています。という前置きは、「○○部のある学校を中心に調べたい」と相談された時に「どのくらいのレベルでの部活動を望むか?」という切り口から考えていただくことが多いからです。

全国大会を目指しますか?

例を挙げると、近隣の東久留米総合高校や西武台高校のサッカー部は1学年100人クラスの人数です。全国大会常連の部活ではスカウトされた生徒しか入部できないことがありますし、逆に強化指定の部活の生徒は特進クラスに所属できないという条件がある学校もあります。そのようなレベルの部活動を望んでいるのかお子様に確認します。

「高3の時には公式戦に出場できるくらい」

「そこまでのレベルは考えていません」とお答えいただくことも多いです。「高3の時には公式戦に出場できるくらい」を考えている場合には、各部活動の高校連盟のサイトを見て、大会の参加状況を確認することをおすすめします。一番大きな大会で過去3年ほどの実績を確認してみてください。どのくらいのレベルで活動しているかがわかるはずです。

「説明会での部活に関する質問のポイント」

学校HPやパンフレットでは大会の実績や参加した活動について掲載されていることが多いと思います。せっかくに説明会に参加しているのですから「HPやパンフレットに掲載されていないこと」を質問すると良いでしょう。

おすすめの質問は「○○部に興味があるのですが、先生から見て○○部の先輩達はどのようないんしょうですか?」です。説明会に参加している先生が、興味のある部活動に詳しくないことも考えられますが、担当している○○部の先輩達の印象はHPやパンフレットには載らない生の声です。せっかくの機会に貴重な意見を聞いてみることをおすすめします。

「転塾は間に合いますか」

転塾についてはなんでも相談コーナーで毎回いただく質問です。地域の他の塾の方に聞いたら「うちの方がお子様に合ってます。」と言うに決まっているからです。

転塾についても4月に投稿した教室ブログと重複してしまいますので、右記リンク「受験相談会やってきました(2024春)」よりご確認ください。ポイントは「塾のせいにしているうちは成績は上がらない」「保護者と生徒の両方が納得しているのか」です。

今回、転塾については時期の観点で解説します。

  • 中3の転塾は夏期講習前までに
  • 中1・中2の受講開始は夏期講習がおすすめ

中3の転塾は夏期講習前までに

本イベントの開催日は6月30日でした。多くの塾では在籍塾生に対する夏期講習の案内は終わっていて、すでにお申し込みを済ませているケースも多かったです。それでもこの質問をされるということは、今通っている塾で志望校に合格できるか信頼できない、ということだと思います。

タイトルで「夏期講習前まで」書いておきながら、大変お伝えしにくいのですが、中3の場合本相談会の時点で夏期講習での転塾は遅いと思います。今回の相談会を一緒に開催している塾の中には「中3はもう満席」という塾も多いですし、特に集団指導の場合は年間カリキュラムが途中入塾を想定していない塾もあります。

それでも転塾を考える場合には夏期講習前の転塾が良いと思います。既習内容の復習授業をしている時間は夏期講習以降には存在しないですし、自校作成校や上位私立高校を希望するなら中3内容をどれだけ早く終えて入試演習に入るかが合否を分けるからです。

中1・中2の受講開始は夏期講習がおすすめ

多くの塾では夏期講習のカリキュラムに復習内容が含まれます。中1の場合は英語のbe動詞と一般動詞の使い分け、数学の正負の数、文字式と方程式の計算。中2の場合は英語の現在過去未来の時制の取り扱い、数学は連立方程式の計算に不安がある方は夏期講習を受講されるとよいでしょう。

また、夏休みは学校の授業が進まないため復習重視の学習をしても定期試験対策がおろそかになることがありません。当塾の集団指導の場合はお盆前が復習、お盆後が2学期内容の予習カリキュラムになっています。

9月には多くの中学校で定期試験があります。復習だけでなく予習を行うことで、テスト勉強がしやすくなります。清瀬市の状況をお伝えすると、今年度は清瀬中学校の2学期中間試験が9月5日スタートという過去最速の実施となったため、夏休みの間にどれだけテスト勉強に取り組めるかが中間試験の出来を左右します。しっかりテスト勉強ができた方とそうでない方で結果が大きく変わってくるでしょう。当塾では夏期講習中から定期試験に対する準備をスタートしていただく予定です。そのような地域の特性に強い塾で夏期講習を受講されることをお勧めします。

おわりに

本稿をご覧になっていただき、学習相談をご希望される場合にはお問い合わせページよりご連絡ください。無料で学習相談を行っております。入塾を前提としていなくても結構です。

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