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2.82025
令和7年度(2025年度)都立高校入試倍率解説(一般入試2/7編)
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こんにちは、ベスト自修館清瀬校塾長の佐々木です。東京都教育委員会より、都立高校一般入試の応募倍率が発表されました。一般入試は出願先変更ができるので、最終的な応募倍率が確定するのは2月14日(金)です。現時点で低倍率であったとしても最終的な倍率はわかりませんので、出願先の変更を考えている方以外はあまり気にせずに一般入試に向けた勉強を頑張りましょう。
受験校についてセカンドオピニオンをご希望の場合は当塾お問い合わせページよりご連絡ください。
今回も清瀬市からの受験生がいると思われる学校のまとめと注目校についてお伝えします。都教委の発表資料は下記リンクよりご確認ください。
令和7年度東京都立高等学校入学者選抜応募状況(学力検査入学願書受付)
注記:本ページは令和7年度都立高校入試の2月7日時点の応募倍率です。一般入試の最終応募倍率についての解説はこちらからご確認ください。
凡例
学校名→今年の倍率→昨年の倍率→男子の一昨年倍率→女子の一昨年倍率の順番です。新宿、国分寺等の昨年度以前からの共通定員校は、学校名→今年の倍率→昨年の倍率→一昨年の倍率の順番です。
進学指導重点校と進学重視型単位制高校
- 戸山:2.14 → 1.99 → 一昨年男子 2.02 一昨年女子 1.88
- 青山:2.04 → 2.11 → 一昨年男子 1.94 一昨年女子 2.08
- 立川:※1.60 → 1.43 → 一昨年男子 1.37 一昨年女子 1.45
- 立川創造理数:4.57 → 2.71 → 一昨年 3.63
- 国立:1.56 → 1.61 → 一昨年男子 1.48 一昨年女子 1.46
- 新宿:1.92 → 2.56 → 一昨年 2.29
- 国分寺:1.70 → 1.43 → 一昨年 1.69
今年の特徴としてはすべての学校が校長会調査の倍率よりもアップしていることです。都立高校の人気低下を踏まえて、中学校長推薦を必要としない私立第一志望の層が都立高校も受験するという決断に流れたのではないかと考えます。
今年最も高倍率なのは戸山高校で、普通科では豊多摩、豊島に次いで都内で三番の倍率になっています。
昨年度2倍を超えていた青山、新宿はダウンしています。立川高校普通科は1.60倍と昨年よりアップしていますが、ほぼすべての生徒が創造理数科と併願するので、それを加味すると実質倍率は2.16倍で最も倍率が高くなりますのでご注意ください。
第9学区(清瀬市・東久留米市・東村山市・小平市・西東京市・国分寺市・小金井市・武蔵野市)
- 武蔵野北:1.31 → 1.27 → 一昨年男子 1.64 一昨年女子 1.53
- 小金井北:1.51 → 1.79 → 一昨年男子 1.26 一昨年女子 1.57
- 清瀬:1.15 → 1.40 → 一昨年男子 0.77 一昨年女子 1.06
- 小平:1.39 → 1.38 → 一昨年男子 1.13 一昨年女子 1.39
- 小平南:1.31 → 1.66 → 一昨年男子 1.53 一昨年女子 1.52
- 保谷:1.40 → 1.67 → 一昨年男子 1.69 一昨年女子 1.15
- 田無:1.19 → 1.49 → 一昨年男子 1.45 一昨年女子 1.35
- 久留米西:1.06 → 0.97 一昨年男子 1.34 一昨年女子 1.04
- 小平西:1.14 → 1.50 → 一昨年男子 1.43 一昨年女子 1.09
- 東村山西:0.84 → 0.97 → 一昨年男子 0.77 一昨年女子 0.97
- 東村山:1.61 → 1.52 → 一昨年男子 1.97 一昨年女子 1.65
- 東久留米総合:1.59 → 0.97 → 一昨年1.05
特徴的なのは東久留米総合。近年ないレベルの入試になると思います。VもぎでA判定を出したことのない受験生で「必ず都立」というご家庭は志願先変更を検討するべきでしょう。
武蔵野北、小平、東村山の微増以外は軒並み倍率が下がっています。いわゆる私立高校無償化の所得制限解除の影響が大きそうですが、全校校長会調査よりは高くなっています。東村山西は定員割れになると思われます。
第3学区(練馬区・中野区・杉並区)
- 井草:1.41 → 1.86 → 一昨年男子 1.39 一昨年女子 1.84
- 石神井:1.87 → 1.74 → 一昨年男子 2.08 一昨年女子 1.88
- 武蔵丘:1.54 → 1.89 → 一昨年男子 2.13 一昨年女子 2.08
- 鷺宮:1.76 → 1.57 → 一昨年男子 1.65 一昨年女子 2.67
- 練馬:1.04 → 1.38 → 一昨年男子 1.11 一昨年女子 1.33
- 光丘:0.72 → 0.86 → 一昨年男子 1.21 一昨年女子 0.45
- 田柄:0.81 → 0.83 → 一昨年男子 0.58 一昨年女子 0.44
井草が校長会調査の1.19倍に比べてアップ。低倍率に望みをかけた出願をした方は一校の余地があると思います。石神井は校長会調査とほぼ同じ。学校に魅力を感じて意志が固い受験者が多そうです。武蔵丘は校長会調査の1.22からアップ。それでも校舎新築のため昨年よりは人気が下がっています。
光が丘と田柄は定員割れになると思われますので、練馬から移動する受験生も若干いるのではないかと考えます。
おわりに
今年も志願先変更のために中学校の先生に相談する時間は2月10日(月)の1日しかありません。週末の間に家族内の意思を統一して、10日の朝に中学校の担任に連絡、12日に願書取り下げして13日に願書再提出というスケジュールです。10日の私立高校の合否結果を踏まえての志願先変更も困難なため、志願先変更は少なくなるものと思われます。
事前に十分に検討していた場合を除いて志願先変更は考えず、第一志望校にむけて全力で勉強することをお勧めします。