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2.142025
令和7年度(2025年度)都立高校倍率解説(一般入試 最終応募編)
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こんにちは、ベスト自修館清瀬校塾長の佐々木です。都立高校入試まで残り一週間。明日で中学3年生集団指導の通常授業は終了し一般入試に向かう生徒対象の特別授業を残すのみとなりました。
さて、東京都教育委員会より、都立高校一般入試の最終応募倍率が発表されました。都教委の発表資料は次のリンクからご確認ください。
令和7年度東京都立高等学校入学者選抜応募状況(最終応募状況)
今回も清瀬市からの受験生がいると思われる学校のまとめと注目校の記事を書いていますが、本ページをご覧になっている受験生にお伝えします。
- 倍率を見ている間は学力は伸びていません
- 倍率は受験生がコントロールできる数値ではありません
- 受験生にできることは一問でも多く正解できるように勉強することだけです
以上3点をご確認の上、さっと確認したら勉強に戻ることをお勧めします。
凡例
学校名→今年の倍率→昨年の倍率→男子の一昨年の倍率→女子の一昨年の倍率の順番です。新宿、国分寺等の昨年度以前からの共通定員校は、学校名→今年の倍率→昨年の倍率→一昨年の倍率の順番です。
進学指導重点校と進学重視型単位制高校
- 戸山:2.09 → 1.98 → 一昨年男子 1.97 一昨年女子 1.90
- 青山:1.96 → 2.07 → 一昨年男子 1.97 一昨年女子 2.06
- 立川:※1.51 → 1.45 → 一昨年男子 1.34 一昨年女子 1.46
- 立川創造理数:※4.51 → 2.71 一昨年3.66
- 国立:1.53 → 1.56 → 一昨年男子 1.47 一昨年女子 1.47
- 新宿:1.94 → 2.42 → 一昨年 2.25
- 国分寺:1.67 → 1.45 → 一昨年1.63
新宿は+7名ですが、2倍を切りました。例年1割ほどの生徒は欠席しますが、合格ラインは変わらないでしょう。戸山(-14名)青山(-17名)の減少分の一部が新宿に流れたと考えられますが、取り下げだけして再出願していない受験生がいそうです。私立第一志望の生徒の動向だと考えられます。
※の立川普通科は1.51倍ですが、創造理数科の受験生は全員普通科と併願するので、実質は456名÷220名=2.07倍です。立川普通科・理数科合計の-20名は八王子東と武蔵野北に流れたものと思われます。
第9学区(清瀬市・東久留米市・東村山市・小平市・西東京市・国分寺市・小金井市・武蔵野市)
- 武蔵野北:1.37 → 1.35 → 一昨年男子 1.59 一昨年女子 1.51
- 小金井北:1.49 → 1.56 → 一昨年男子 1.26 一昨年女子 1.57
- 清瀬:1.20 → 1.39 → 一昨年男子 1.02 一昨年女子 1.17
- 小平:1.41 → 1.40 → 一昨年男子 1.25 一昨年女子 1.46
- 小平南:1.30 → 1.64 → 一昨年男子 1.53 一昨年女子 1.58
- 保谷:1.40 → 1.70 → 一昨年男子 1.62 一昨年女子 1.23
- 田無:1.21 → 1.50 → 一昨年男子 1.53 一昨年女子 1.36
- 久留米西:1.18 → 1.08 → 一昨年男子 1.33 一昨年女子 1.09
- 小平西:1.20 → 1.41 → 一昨年男子 1.37 一昨年女子 1.19
- 東村山西:0.88 → 1.11 → 一昨年男子 0.95 一昨年女子 1.00
- 東村山:1.53 → 1.43 → 一昨年男子 1.89 一昨年女子 1.60
- 東久留米総合:1.42 → 1.06 → 一昨年1.05
武蔵野北(+11名)は立川からの移動と思われます。それでも平年並みの入試になるでしょう。
久留米西(+22名)は東久留米総合(-27名)からの移動でしょう。移動した生徒の学力帯から考えると久留米西の合格ラインへの影響はありません。東村山(-9名)から東村山西(+7名)への移動があったものと思われますが、それでも東村山西は全入です。
第9学区で最も高倍率なのはチャレンジスクールの東村山です。「高偏差値=高倍率」ではないことにご注意ください。
第3学区(練馬区・中野区・杉並区)
- 井草:1.44 → 1.91 → 一昨年男子 1.43 一昨年女子 1.83
- 石神井:1.85 → 1.70 → 一昨年男子 1.96 一昨年女子 1.87
- 武蔵丘:1.55 → 1.85 → 一昨年男子 1.92 一昨年女子 2.00
- 鷺宮:1.65 → 1.66 → 一昨年男子 1.70 一昨年女子 2.48
- 練馬:1.11 → 1.35 → 一昨年男子 1.17 一昨年女子 1.31
- 光丘:0.75 → 1.01 → 一昨年男子 1.18 一昨年女子 0.48
- 田柄:0.83 → 0.87 → 一昨年男子 0.64 一昨年女子 0.44
井草(+7名)は豊多摩(-34名)の影響と思われますが大きな影響でしょう。鷺宮(-26名)は杉並(+15名)練馬(+12名)へ移動したと思います。練馬のラインが若干上がりそうです。光丘(+5名)田柄(+3名)はどちらも全入です。
終わりに
令和7年度都立高校入試倍率についての解説記事は今回が最後です。
中学2年生以下の生徒、保護者の皆様へ。倍率はその年の人気度を表すものであって、合格ラインが高い学校が高倍率になるわけではありません。きちんと受験校選びをして、その学校に合格できるように力をつけていくことが大切です。通いたい学校がイメージできた時からどんどん成績が上がっていくというケースは当塾でも多く見られます。まずは通いたいと思える学校をきちんと探していくことをお勧めします。
やさしい高校入試説明会
今年度の入試結果については、次回のやさしい高校入試説明会にて解説いたします。
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