令和7年度(2025年度)都立高校一般入試解答・平均点予想

本日は令和7年度都立高校一般入試でした。大きな交通トラブルも無かったようで何よりです。

東京都全体では全日制の受験倍率は1.20倍となり、昨年から0.09ポイント下がっています。その結果清瀬市から通学圏の学校で定員割れとなったのは東村山西、田柄、光丘、大山、田無工科です。

受験倍率・模範解答はこちら

令和7年度都立高校一般入試受験状況（東京都教育委員会HP）
模範解答（進学研究会/Vもぎ）
模範解答（新教育/Wもぎ）

平均点予想を見る前に

さて、毎年受験生にお伝えしているので手短に。以下の3点を心がけてください。

今日という日には保護者の支援があってこそ辿り着けたのです。保護者からの支援や応援に感謝を伝えてください。
合格発表までには、息抜きやストレス解消をすることで気持ちをリフレッシュしましょう。
不合格の場合もきちんと報告することが大切です。結果にかかわらず、家族や友人と共有することで次の機会に向けての支援やアドバイスが得られます。

令和7年度　都立高校一般入試「予想」平均点

おことわり：以下の内容は当塾の生徒達の自己採点結果を元にした予想平均点です。東京都教育委員会による発表は例年6月に行われます。あくまでも参考としてご覧ください。

国語 73点

（令和6年度75.9点令和5年度80.8点令和4年度68.8点令和3年度72.5点令和2年度81.1点）
大問1と2の漢字は少し難しめ。「跳躍：ちょうやく」「貢献：こうけん」「喝采：かっさい」の読み、「キョウリ：郷里」の書きが難しいかと思います。当塾で使用している漢字リストに無い問題は「混ぜて：まぜて」の読み「ツツまれる：包まれる」「ヒめて：秘めて」の書きの3問でした。9割の生徒が満点です。

大問5は文法系の問題が「ない」の識別でした。高校入試定番問題ですが、昨年よりも若干正解率が下がるかと思います。当塾では例年国語の平均点が都平均よりも高くなるので予想が難しいですが、全体としても若干の難化と予想します。

数学　54点

（令和6年度61.7点令和5年度57.6点令和4年度59.0点令和3年度53.3点令和2年度61.1点）
昨年度より難化したものと思われます。大問2の証明が条件設定を読み取れない受験生が多そう。大問4問2②と大問5問2が昨年簡単だったものが平年並みに戻りました。大問4問2②は円周角の演習量によって難しく感じたかどうかに差が出そうです。学校の定期試験に合わせたスケジュールで学習している受験生は厳しかったのではないかと思います。数学担当の予想がとても当たっていたとの声が多かったのでその分塾生平均点から低めにしてあります。

英語　62点

（令和6年度66.9点令和5年度62.8点令和4年度61.1点令和3年度54.1点令和2年度54.7点）
昨年よりも若干難化した、平年並みの得点になりそうです。大問2の文章量が多く感じたようです。英作文は「もっと練習したいこと」がテーマで、比較的書きやすかったようです。塾としての視点では仮定法がしっかりと出題されたことがポイントですが、塾生はあまり気にせずに解いていたようです。

社会 50点

（令和6年度55.5点令和5年度55.6点令和4年度49.2点令和3年度54.6点令和2年度57.0点）
塾生の自己採点結果からすると難化かと思います。大問4は問1の地図と歴史知識の融合、直接的なキーワードの削減によって勉強量の差が出る問題になっています。大問5も同様にキーワードの直接記述が減っているので難化しています。

理科　62点

（令和6年度66.8点令和5年度59.4点令和4年度61.4点令和3年度47.8点令和2年度53.4点）
塾生だけで言えば理科担当の予想が多く当たっていて、過去問よりも高得点を取れている生徒が多くなっていますが、平均点は若干の低下と思われます。大問1の問2、4、5、大問2の問4に苦戦した生徒が多かったです。昨年に引き続き、大問3以降の状況設定の文章がどんどん長くなっているので、一問一答型の演習しかしていないと厳しいでしょう。

合計点

301点（令和6年度326.8点令和5年度316.2点令和4年度299.5点令和3年度282.3点令和2年度307.8点）
昨年より合計点は25点ほど低くなり、過去2年に比べて平年並みの平均点になると思います。本日の自己採点結果と模擬試験のボーダーラインを比べて同じくらいであれば合格の可能性は十分あるとお考え下さい。

合格発表は3月3日（月）塾生の皆さんの笑顔を教室でお待ちしています！